ラベル 遠隔会議 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 遠隔会議 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年9月15日火曜日

ディスク(CD/DVD等)の裏面を活用して、オンライン会議で手書きメモを手軽に共有する方法を試してみた!

 天才的な「ノートPCのカメラを使って手元を写すアイデア」が話題に (GIGAZINE)をみて、面白うそうなので試してみました。CD/DVDとかいいながら、よく見ると使ったのはブルーレイディスクでした (^^;

ただ筆者は面倒くさがりです。セロハンテープ等で止めるのが面倒なのです。というわけで手持ちでいろいろ試して止めずに実験しました。実際に本番でつかうときにはちゃんと止めたほうがいいのは言うまでもありません。


用意したもの


  1. 録画失敗したブルーレイディスク
  2. 軽い箱
  3. USB-C のケーブル
  4. MacBookAir (内蔵カメラ付きノートパソコン)
  5. Zoom(オンライン会議ツール)

USB-C のケーブルを、ディスクと軽い箱に通します。

ノートパソコンの装着




内蔵カメラがディスクの反射板にあたるようにします。ケーブルはノートパソコンの裏側に回します。このケーブルの先端についた端子と軽い箱が重りになって、微妙に手前に傾く感じになっています。このあたりの調整は、実際にZoomの設定のビデオで表示されている映像をみてするとよいでしょう。

うまくいけば、下の写真(Zoomのビデオ設定画面のスクリーンショット)のように、うまく表示できているはずです。虹のようなものは、ディスクに一部書き込みがしてある部分の色がちがうせいですね。このあたりは新しいディスクをつかえば問題ないはず。

試してみると、結構使えるかもしれないと思ったのでした。

2020年9月15日 @kimipooh

2020年9月4日金曜日

Zoom に日本式システム「誰を上座に表示させるか」機能が導入された?

日本市場に配慮? Zoom、最新バージョンで「役職者を上座に表示」がついに実現(Internet Watch) という情報を教えてもらって、これは試してみなければと思いました。

日本式と言い切ってよいかはわかりませんが、日本人には馴染みの深いものだと思います。ただ余計な機能をつけて、、、って思うのは私だけでしょうか!? ただ Zoomは日本市場をかなり重視しているのかなぁと思います。

この機能は、バージョン 5.2.2 で実装されました。


Zoomに二人以上接続して、「ギャラリービュー」表示


すると一定数の接続者が画面に表示されます。この表示されたそれぞれのタイルをマウスでドラッグ&ドロップすると・・・・位置を逆転することができました。

3人にするとギャラリービューでは下図の表示になります。この位置は自由に変更できますが、レイアウトは変更できません。社長、部長、平社員などの場合、上座は「下」と言わないといけませんね。4人で、社長、平社員3名だとどうするのだろう。こ、怖い >_<;

下記のように、上座の人以外はビデオオフにしておいて、「ビデオ以外の参加者を非表示にする」でお茶を濁す必要があるかもしれませんね!


「ホストのビデオの順番に従う」をオンにすること!

もうやり方わかった!というそこのあなた。盲点があります。


上記の設定をオンにしておかないと、見た目のビューは、ホストに従うわけではなく個別設定になります。ホストが設定し終わって、ドヤ顔していてもこの設定をホスト側でオンにしておかないと、他の参加者のビューは変更されていないということです。

2020年9月4日 @kimipooh

2020年5月11日月曜日

仮想カメラ OBS-Studio + OBS-VirtualCamプラグイン をソースからインストール方法(Mac編)

OBS-Studio + OBS-VirtualCamプラグインを使えば、下記のように遠隔会議システムで利用するカメラで、映像や画像等メディアリソースを合成して仮想カメラとして見せる方法があるようです。うまく活用すれば、プロジェクタに投影したプレゼン資料を、あたかも講師(本人やアバター等)がその場にいて発表しているような合成ができるかもしれません。
そうしたことにどこまで意義があるかわかりませんが、MacでのOBS-Studio + OBS-VirtualCamプラグインインストールは、私の環境では一筋縄ではいかなかったので、インストールについて備忘録を残します。

インストールの流れ


*OBS-VirtualCamプラグインをインストールするためには、OBS-Studio本体もソースからビルドする必要があるようです。試しにバイナリの OBS-Studioに組み込もうと思いましたが、うまくいかず。
基本的には、OBS-VirtualCamプラグイン(Mac版)が置いてある GitHubの Building の通りに進めます。ただし途中でエラーになったりしてうまくいかない場合があります。どういうエラーに遭遇して、どのように解決したのかも含めて説明していきます。

STEP 1. 準備


インストールに必要な、コマンドツール、コンパイルシステムのインストールが必要です。いずれもターミナルアプリ(Macintosh HD > ユーティリティ内)上で操作します。それぞれ参考先のサイトを参考にインストールしてみてください。

1. Homebrew のインストール(Xcode内のコマンドツールも自動的に入る)


2. Git ツールのインストール


STEP 2. OBS-Studio のイントール

以下、青文字の部分が、ターミナルで実行するコマンドです。
これを入れてEnterをプッシュすることになります。
$HOME(/Users/ユーザ名)以下に
obs-studio
フォルダを作って、その中にインストールすると仮定します。

cd $HOME
git clone --recursive https://github.com/obsproject/obs-studio.git
brew install FFmpeg x264 Qt5 cmake mbedtls swig

=== (エラー1)以前から Homebrew を使っていた場合 ===
Error: Permission denied @ apply2files - /usr/local/lib/pcsc/drivers/scmccid.bundle
これは、brew cleanup でエラーがでて途中で止まっています。
https://github.com/Homebrew/homebrew-core/issues/45009 を参考に解決しました。

brew doctor
と診断すると、いろいろ出てきて
Warning: Broken symlinks were found. Remove them with `brew cleanup`:
  /usr/local/lib/pcsc/drivers/scmccid.bundle
という今回のエラーに関係するところが出てきます。

sudo rm  -rf  /usr/local/lib/pcsc/drivers/scmccid.bundle
brew cleanup
でエラーがでないことを確認した上で、改めて
brew install FFmpeg x264 Qt5 cmake mbedtls swig 
でエラーがでないことを確認
========================================

mkdir build
cd build
export QTDIR=/usr/local/opt/qt
cmake .. && make -j

STEP 3. OBS-VirtualCamプラグイン のインストール


$HOME/obs-mac-virtualcam フォルダにインストールされます。

git clone https://github.com/johnboiles/obs-mac-virtualcam.git
cd obs-mac-virtualcam
export OBS_DIR=$PWD/../obs-studio
mkdir build
cd build
cmake -DLIBOBS_INCLUDE_DIR:STRING=$OBS_DIR/libobs -DLIBOBS_LIB:STRING=$OBS_DIR/build/libobs/libobs.dylib -DOBS_FRONTEND_LIB:STRING=$OBS_DIR/build/UI/obs-frontend-api/libobs-frontend-api.dylib -DQTDIR:STRING=/usr/local/opt/qt ..
make -j

=== (エラー2)すでに XCodeをインストールしていた場合 ===
3 warnings generated.
make[1]: *** [src/obs-plugin/CMakeFiles/obs-plugin.dir/all] Error 2
make[1]: *** Waiting for unfinished jobs....
[ 98%] Built target dal-plugin
make: *** [all] Error 2
'bootstrap_create_server' is deprecated: first deprecated in macOS 10.10

新しいバージョンのXCode にアップデートされていて、一度も Xcodeを開いていない場合に上記エラーになる場合があります。一度アプリケーションフォルダにインストールされている XCodeを開くと、command components 追加を要求してくると思うので、これをインストールします。もし求められなければ、ターミナルより
sudo xcodebuild -runFirstLaunch
を入力して、インストール画面をだしましょう。

そして
make -j
を再度実行します。
========================================

=== (エラー3)下記のエラーになってしまった場合(make -j) ===
make[2]: *** No rule to make target `../../obs-studio/build/libobs/libobs.dylib', needed by `src/obs-plugin/obs-mac-virtualcam.so'.  Stop.
make[1]: *** [src/obs-plugin/CMakeFiles/obs-plugin.dir/all] Error 2
make[1]: *** Waiting for unfinished jobs....
[ 63%] Built target dal-plugin
make: *** [all] Error 2

cd $HOME/obs-studio/build
make -j

と再度、OBS-Studio をコンパイルしましょう。

cd $HOME/obs-mac-virtualcam
cd build
make -j

と改めて実行してエラーがでないことを確認します。
========================================

最後に、ビルドできたOBS-VirtualCamプラグインを本体のほうへコピーします。
$OBS_DIR は、すでに
*export OBS_DIR=$PWD/../obs-studio
と環境変数として、 $OBS_DIR は、$HOME/obs-studio のフォルダを指しています。

cp src/obs-plugin/obs-mac-virtualcam.so $OBS_DIR/build/rundir/RelWithDebInfo/obs-plugins/
sudo rm -rf /Library/CoreMediaIO/Plug-Ins/DAL/obs-mac-virtualcam.plugin && sudo cp -r src/dal-plugin/obs-mac-virtualcam.plugin /Library/CoreMediaIO/Plug-Ins/DAL

これでインストールは完了です。

STEP 4. 実行してみる


cd $HOME/obs-studio/build/rundir/RelWithDebInfo/bin
./obs

でウィンドウが立ち上がり、ツールにある Start Virtual Camera を選択すると、Stop Virtual Camera に切り替わって起動しているか確認します。

→ 

実際の使い方については冒頭に挙げた
あたりを参考にしてみてはと思います。

2020年5月11日 @kimipooh