2023年11月11日土曜日

関西オープンフォーラム2023に参加して(11月10日-11日) #kof2023 #kof

昨年に引き続きハイブリットでの開催となりました。

今年のイベントは、実行委員長だった中野先生が急逝されたこともあり、仕切り直しての開催でした。


 デザインギャラリーに飾られた故中野先生写真、グッズ

例年通り、持ち上げるのが大変な機材持ち込み専用の大型キャリングケース(SANWA BAG-HD5)とリュックを担いで電車で前日に会場入りしました。京阪のプレミアムカーは快適でしたが、御堂筋線の淀屋橋から本町は常に混んでいて大変でした。

会場にむかう道すがら、閉店セールをしていたので少し覗いてみるとかなりの安売りをしていたため、いくつかお土産用に購入したのでした。ちょうどスマートフォンのガラス拭きがほしかったのでよかったです!

事前準備&スタッフルーム

筆者は当日のための準備として、前主にプロジェクタ関連のセッティングをしました。

今年のスタッフルームはショーケースの1つを使いました(左上の写真)。
外から丸見えということはありますが、ショーケースやサロン、多目的室への導線が非常によく、何か困った人が相談しやすいという利便性に富むだろういう判断です。実際にここをスタッフルームにすることで会場見回りや各種セッティングが近いために楽になりました。

右上の写真はデザインギャラリーの一部です。

多目的室は、HDMI分配器や ATEM Mini(今年からのお試し。昨年は異なる機材だった模様)などを使って様々な制御をしながらの配信です!

上記はサロンのセッティングです。これに加えて、Zoom + YouTubeライブ配信のためにYamahaの集音マイクを設置しておきました。

左上の写真は、ショーケースのセッティングです。構造から壁側に発表者用机を置く構造上、超短焦点のプロジェクタを使ってプロジェクタを壁近くに設置して投影してみました。普段、超短焦点プロジェクタはステージで使っていたのですが、今年は他のプロジェクタをつかったのでここで活用してみました。

右上の写真は、デザインギャラリーのセッティングです。今年は廊下からも見えるような立ち位置にしており、かなり光源が明るすぎるために、5000ルーメンのプロジェクタを使って明るくてもそれなりに見える状態にしました。

1日目(11月10日)

本日は多目的ルームのみ。夜は懇親会です!
懇親会の確認(受付)は、多目的室の入り口でしていました。


多目的室にはコロナ禍の前に比べて椅子の数は半分ぐらいにしていますが、それが埋まるぐらいの来場がありました。YouTubeライブを聞いていましたが、非常にクリアな音声で聞き取りやすかったです!

懇親会



今回の会場は、ATC O’s北棟2F グーノート「海の見えるフードテラス シーサイドテラス」でした。会場はかなり広く、ゆったりできるセッティングでした。


故中野先生からのお酒を頂きました。


実行委員長からの挨拶の後、美味しい料理を食べながら、皆で歓談したのでした。





2日目(11月11日)

以下、話を聞きながら筆者が思ったことをメモしておきます。

来年度から大学入試に「情報I」が入ります



今の子供達、そして親御さん達の関心が高い大学入試における「情報I」に関して、様々な話を伺うことができました。

子供の頃からプログラミングの習い事が増えてきていて、中学校では2進数なども授業にはいっており、高校では情報の応用(情報I)になっていて、情報IIは全国で5万人ぐらいが教えられている模様。。高校ではPCDAサイクルなども含めて情報社会の問題解決をどうするのかなども情報Iに盛り込まれており、実際の内容は学校ごとに異なる体験をしたり(設備や教員の力量によるものもありそう)、することもあるようだ。また大学入試共通テスト(試作問題参照)では、言語特有の問題にはせず、自然言語で書き下せるかという点を重視しているようだ。もちろん実際にプログラミングをしていないとわからないようになっている模様。たとえば関数を理解せず使っていないと、意味がわからない状況になるだろうということ。

数学で統計をする場合には理想的な数値になっている。しかし情報ではたとえばアンケートをとるときに何も答えない場合もありえる。そうしたものは欠損値などにするなど、そうした場合も扱うらしい。

生成AIなど新しい技術についても盛り込んでいくというのも情報科目の特徴のようだ。
ITパスポート試験が、情報Iへ対応していっているようですね。

ITパスポート試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について(高等学校情報科「情報Ⅰ」への対応など) | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

またたとえば家庭内ネットワークの構築ぐらいはできる程度の知識は必要ということ。
プログラミングには、統計だけでなく集合や確率、図形の性質なども使うということ。

数学IIはデータサイエンス領域まですることになる。
情報系の学部などへ進学する場合には、より情報に興味がある人が行きやすくなるし、情報IIの範囲までになると、大学1回生でこれまで学んできた基礎的な学習はすでに終えている状態になっているようにも思う。情報Iにしてもかなりの範囲は学んでいる状態になっていると思うため、今度大学のカリキュラムも少しずつ変化していくように思う。

質問:子供が中2年生だが、技術でいつプログラミングをやるのか?
 学校によって何に対してプログラミングを入れ込むかは異なる。学校にゲームもっていけないので、学校の GIGA端末で自分や友達がゲームを作って、それを貸し借りしている場合もある。そうしたものは、情報という科目にとってはどんどんやっていくほうがいい。

質問:プログラミング大会は男性ばかりが目立つが、今後はそうしうたことが改善されるのか?
 情報Iは男女関係なく全員が受けることになる。そのため、今後は改善されていくことを期待する。またそうした大会も作っていきたいと思う。

質疑応答をみると、プログラミングに関する様々な試みが今まさに進んでいて、今後どうなっていくのかは楽しみに思います。

IT男子に送る婚活大作戦!マル秘情報伝授致します! vol.7



毎年 YouTubeライブ等サポートしながら聞いているセッション。
何故かこのセッションだけ、参加者は一番うしろの席に集まっていました。参加者の男女比率は1:1ぐらいと女性にも人気なセッションですね!

12/24 とメッセージが送られてきたら?
 2分の1と答えたIT男子がいたそうな.. そこは男女トークではしっかりしようとか。

なるほどそういう答えをするのかぁと思ってしまいました。

このようにIT男子を用意して質問をしながら、どうしたらよいのかの具体例を示して進めていくのでわかりやすくテンポもよく、楽しかったです。

国産OSSのノーコード・ローコード開発ツール”プリザンター”のご紹介



筆者はプロジェクト管理に redmine や Backlogなどを使っている。このプリザンターもそうした使い方ができそうで興味深い。
さらに全機能が無償(コミュニティ版)で使えるのは良さそうですね。
これで作成したアプリケーションをエクスポートで JSONコードで出力される。ただし更新などはできないため、そうしたことをしたい場合には提供している有償ツールを使う必要あり。

オープンソース画像生成AIの今~Stable Diffusionとウェブで画像生成できるAUTOMATIC1111入門



画像生成については、Stable Diffusion などソースが公開され始めたことで、どのように画像が生成されているのかある程度わかるようになってきたということ。またライセンスについては、守るべきこともあるのでそうした注意も必要。

下記などをみると、生成画像AIによって良し悪しもあるらしい。また公開時にはいろいろ気をつけないといけないこともあるとのこと。また国によって解釈が異なる場合もある。

Stable Diffusionとは?話題の画像生成AIの使い方・初心者向けのコツも徹底解説!

12枚程度の写真を読み込ませて、必要な文字プロンプトをいれると半日程度で、非常にクオリティの高い3D画像ができてしまうというのは驚きということ。発表スライドをみると、オープンソースでここまでできるのかと驚きました。

AUTOMATIC1111 とは、Stable Diffusion を動かすためのUIの1つ。

Windowsであれば、Docker Desktopが楽とのこと。

おわりに



セッションが終わったあとの時間帯のステージ。多くの人で賑わっていました。
アフターコロナの中で2度目のイベント。アフターコロナでの対面イベントの2年目、かつての賑わいが戻ってきつつあるのを感じました。

2023年11月11日 @kimipooh

2023年10月25日水曜日

Google Product Experts Summit 2023 (ロンドン・イギリス)に参加して(イベント編) #PESummit23

今回イギリスを訪れるのも、ヨーロッパを訪れるのも初めてのことでした。
今回は7度目のサミット参加です。以前に筆者が参加したGoogle関連イベントについては、こちらを参照してみてください。

イベントである Google Product Experts Summit 2023は、2023年10月16日 - 18日 にハイブリット(オンラインの最初のページは、Google公式 X(@GooglePEProgram) でスクリーンショットが公開されています)で開催されました。開催場所は、ヒルトン・ロンドン・メトロポールと Google ロンドンオフィスです。Googleプロダクトエキスパート(PEと呼ばれることもある)は、Googleヘルプコミュニティにおいて、プロダクトエキスパートプログラム参加し、コンピューティガイドラインを遵守し、困っている人を助ける情熱をもつと同時に、コミュニティに参加するユーザーを互いに尊重し、協調しあって問題を解決していった結果、その活動が評価されて付与される呼称のことです。何名かのエキスパートが、Googleプロダクトエキスパートチャンネル「Meet the Product Experts!」(Youtube)で紹介されています。

そのうち、一定のステータス(プラチナやダイヤモンド)に到達するなど活動が Google から評価されるとサミットに招待されます。今回は Global サミットのため、招待された PE 全員が同じ場所に集結しました。ウェルカムパーティなど会場は500名(1席10人、50席ぐらいはあったはず)分ぐらいの椅子があったはずですが、全く椅子が足りていなかったことを考えると相当多くの人数が集まったと思います。

さて、サミットの中身については公開できません。
したがって、ここではパーティの様子や X、YouTubeで公開されている情報をもとに、イベントを通じてどう楽しめたかについて紹介したいと思います。

Googleからの公式動画



公式動画:PES London 2023: Closing Video (YouTube)

あとからイベントの様子を伝える公式動画が公開されますが、はやくも Closing Videoが公開されてました。
2023年12月20日、2023 Product Experts Summit Rewind が公開されました。

他の PE 体験ブログ(日本語)



集え日本のエキスパート達!


といっても全員ではなく、その場にいたエキスパートと一緒に記念撮影をしたため、これで全員ではありません。

Provided by @kimipooh(X: https://twitter.com/kimipooh/status/1714703913922826300)

Provided by @kimipooh (X: https://twitter.com/kimipooh/status/1714241904991211938)

世界の Gmail プロダクトエキスパート達


筆者を含め、Gmailセッションの1つに対面参加したエキスパート達です。

Photo by @rialyzara(X: https://twitter.com/rialyzara/status/1714676640222007454)

イベント関連風景



筆者近影。

イベント入り口(ヒルトン・ロンドン・メトロポール)



ウェルカムパーティー


イベント前日の夜のパーティ。中はものすごい人数で熱気溢れていました。そのため会場の外に設置されていたテーブルで食事を楽しみながら、何名かのプロダクトエキスパートと写真撮影をしました!

イベント中のランチタイム





イベント会場に設置された昼食場所。イベントのことや観光などのことについて楽しく歓談しました。

イベント初日の夕食パーティ


不思議の国のアリスをイメージした幻想的な空間が用意され、実施にアリスやトランプ兵、女王などもいて、パフォーマンスをしており、楽しめました。

 photo by Google

デザートもかわいい形をしていたりしていました!



一日目のイベントを終え、今回始めてお会いしかプロダクトエキスパートの方々もおり、いろいろな話をして楽しめました。

朝食


朝 6時の朝食会場です。朝からステーキもあったので、普段は朝から肉は食べないのですがせっかくなので食べました。美味しかったです!

蝋人形館のマダム・タッソー館を貸し切りだ!



貸し切りとはすごい。入り口から入って乗り物にのって蝋人形を楽しんだ後は、パーティ会場へ。

 photo by Google

そのとき撮影されたのだろうと思いますが、Googleから写真をもらいました!
また、途中メリーゴーランドのところの動画をとって X で公開(*)しているPEもいました
* X: https://twitter.com/takano_seo/status/1714748977386512655


ものすごい人数で溢れていました。


蝋人形と一緒に楽器を奏でていたり、有名人の蝋人形をバックに写真をとったりなど大盛況でした。また Xで動画をとって公開(*)している PEもいました。


それぞれの X での公開つぶやきをみると、皆さんお気に入りの有名人の方々との写真撮影はいい笑顔ですよね!


   photo by @PeggyKTC(X: https://twitter.com/PeggyKTC/status/1715197088672391283)


  photo by @NinaTrankova(X: https://twitter.com/NinaTrankova/status/1715171656937746580)

イベントに参加したエキスパート達が、X(旧Twitter)や Youtubeで公開しているイベント体験情報


受賞を喜ぶエキスパート!

 Photo by @detrisa (X: https://twitter.com/detrisa/status/1715296749156536637)

イベント風景が1つのフォトでまとまっている

photo by @hanakobzova (X: https://twitter.com/hanakobzova/status/1715368979202462152)

今回グッズにもなった衛兵版ドロイドくん

   Photo by Google (X: https://twitter.com/GooglePEProgram/status/1714975430648733939)

イベント全体の体験をギュッとまとめた動画

Provided by おめがシスターズ [Ω Sisters] チャンネル(YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=tCX4yzhbj4E)

サミットで様々な人達とコミュニケーションをトライ!


Provided by kamikura(YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=FX1HOP_BCew)

ロンドンバスツアー(Google手配)

Provided by @Ohtani-Norifumi(Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=jdR5hb79bbQ)

その他、サミットに参加したロンドン滞在中の動画まとめを下記で公開されています。https://www.youtube.com/playlist?list=PLsGROqayaoM64VnfJWPi6PpBZYpmApF22

尊敬するプロダクトエキスパートについに出会えたときの笑顔!



  photo by @HirokoImai2(X: https://twitter.com/HirokoImai2/status/1714900527853584728)

以上のように相当多くのプロダクトエキスパートの方たちが、X において呟いていて、その熱気はものすごいものを感じました。

2023年10月25日 @kimipooh