昨年に引き続きハイブリットでの開催となりました。
今年のイベントは、実行委員長だった中野先生が急逝されたこともあり、仕切り直しての開催でした。
デザインギャラリーに飾られた故中野先生写真、グッズ
例年通り、持ち上げるのが大変な機材持ち込み専用の大型キャリングケース(SANWA BAG-HD5)とリュックを担いで電車で前日に会場入りしました。京阪のプレミアムカーは快適でしたが、御堂筋線の淀屋橋から本町は常に混んでいて大変でした。
会場にむかう道すがら、閉店セールをしていたので少し覗いてみるとかなりの安売りをしていたため、いくつかお土産用に購入したのでした。ちょうどスマートフォンのガラス拭きがほしかったのでよかったです!
事前準備&スタッフルーム
筆者は当日のための準備として、前主にプロジェクタ関連のセッティングをしました。
今年のスタッフルームはショーケースの1つを使いました(左上の写真)。
外から丸見えということはありますが、ショーケースやサロン、多目的室への導線が非常によく、何か困った人が相談しやすいという利便性に富むだろういう判断です。実際にここをスタッフルームにすることで会場見回りや各種セッティングが近いために楽になりました。
右上の写真はデザインギャラリーの一部です。
多目的室は、HDMI分配器や ATEM Mini(今年からのお試し。昨年は異なる機材だった模様)などを使って様々な制御をしながらの配信です!
上記はサロンのセッティングです。これに加えて、Zoom + YouTubeライブ配信のためにYamahaの集音マイクを設置しておきました。
左上の写真は、ショーケースのセッティングです。構造から壁側に発表者用机を置く構造上、超短焦点のプロジェクタを使ってプロジェクタを壁近くに設置して投影してみました。普段、超短焦点プロジェクタはステージで使っていたのですが、今年は他のプロジェクタをつかったのでここで活用してみました。
右上の写真は、デザインギャラリーのセッティングです。今年は廊下からも見えるような立ち位置にしており、かなり光源が明るすぎるために、5000ルーメンのプロジェクタを使って明るくてもそれなりに見える状態にしました。
1日目(11月10日)
本日は多目的ルームのみ。夜は懇親会です!
懇親会の確認(受付)は、多目的室の入り口でしていました。
多目的室にはコロナ禍の前に比べて椅子の数は半分ぐらいにしていますが、それが埋まるぐらいの来場がありました。YouTubeライブを聞いていましたが、非常にクリアな音声で聞き取りやすかったです!
懇親会
故中野先生からのお酒を頂きました。
実行委員長からの挨拶の後、美味しい料理を食べながら、皆で歓談したのでした。
2日目(11月11日)
以下、話を聞きながら筆者が思ったことをメモしておきます。
来年度から大学入試に「情報I」が入ります
今の子供達、そして親御さん達の関心が高い大学入試における「情報I」に関して、様々な話を伺うことができました。
子供の頃からプログラミングの習い事が増えてきていて、中学校では2進数なども授業にはいっており、高校では情報の応用(情報I)になっていて、情報IIは全国で5万人ぐらいが教えられている模様。。高校ではPCDAサイクルなども含めて情報社会の問題解決をどうするのかなども情報Iに盛り込まれており、実際の内容は学校ごとに異なる体験をしたり(設備や教員の力量によるものもありそう)、することもあるようだ。また大学入試共通テスト(試作問題参照)では、言語特有の問題にはせず、自然言語で書き下せるかという点を重視しているようだ。もちろん実際にプログラミングをしていないとわからないようになっている模様。たとえば関数を理解せず使っていないと、意味がわからない状況になるだろうということ。
数学で統計をする場合には理想的な数値になっている。しかし情報ではたとえばアンケートをとるときに何も答えない場合もありえる。そうしたものは欠損値などにするなど、そうした場合も扱うらしい。
生成AIなど新しい技術についても盛り込んでいくというのも情報科目の特徴のようだ。
ITパスポート試験が、情報Iへ対応していっているようですね。
ITパスポート試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について(高等学校情報科「情報Ⅰ」への対応など) | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
またたとえば家庭内ネットワークの構築ぐらいはできる程度の知識は必要ということ。
プログラミングには、統計だけでなく集合や確率、図形の性質なども使うということ。
数学IIはデータサイエンス領域まですることになる。
情報系の学部などへ進学する場合には、より情報に興味がある人が行きやすくなるし、情報IIの範囲までになると、大学1回生でこれまで学んできた基礎的な学習はすでに終えている状態になっているようにも思う。情報Iにしてもかなりの範囲は学んでいる状態になっていると思うため、今度大学のカリキュラムも少しずつ変化していくように思う。
質問:子供が中2年生だが、技術でいつプログラミングをやるのか?
学校によって何に対してプログラミングを入れ込むかは異なる。学校にゲームもっていけないので、学校の GIGA端末で自分や友達がゲームを作って、それを貸し借りしている場合もある。そうしたものは、情報という科目にとってはどんどんやっていくほうがいい。
質問:プログラミング大会は男性ばかりが目立つが、今後はそうしうたことが改善されるのか?
情報Iは男女関係なく全員が受けることになる。そのため、今後は改善されていくことを期待する。またそうした大会も作っていきたいと思う。
質疑応答をみると、プログラミングに関する様々な試みが今まさに進んでいて、今後どうなっていくのかは楽しみに思います。
IT男子に送る婚活大作戦!マル秘情報伝授致します! vol.7
毎年 YouTubeライブ等サポートしながら聞いているセッション。
何故かこのセッションだけ、参加者は一番うしろの席に集まっていました。参加者の男女比率は1:1ぐらいと女性にも人気なセッションですね!
12/24 とメッセージが送られてきたら?
2分の1と答えたIT男子がいたそうな.. そこは男女トークではしっかりしようとか。
なるほどそういう答えをするのかぁと思ってしまいました。
このようにIT男子を用意して質問をしながら、どうしたらよいのかの具体例を示して進めていくのでわかりやすくテンポもよく、楽しかったです。
国産OSSのノーコード・ローコード開発ツール”プリザンター”のご紹介
筆者はプロジェクト管理に redmine や Backlogなどを使っている。このプリザンターもそうした使い方ができそうで興味深い。
さらに全機能が無償(コミュニティ版)で使えるのは良さそうですね。
これで作成したアプリケーションをエクスポートで JSONコードで出力される。ただし更新などはできないため、そうしたことをしたい場合には提供している有償ツールを使う必要あり。
オープンソース画像生成AIの今~Stable Diffusionとウェブで画像生成できるAUTOMATIC1111入門
画像生成については、Stable Diffusion などソースが公開され始めたことで、どのように画像が生成されているのかある程度わかるようになってきたということ。またライセンスについては、守るべきこともあるのでそうした注意も必要。
下記などをみると、生成画像AIによって良し悪しもあるらしい。また公開時にはいろいろ気をつけないといけないこともあるとのこと。また国によって解釈が異なる場合もある。
Stable Diffusionとは?話題の画像生成AIの使い方・初心者向けのコツも徹底解説!
12枚程度の写真を読み込ませて、必要な文字プロンプトをいれると半日程度で、非常にクオリティの高い3D画像ができてしまうというのは驚きということ。発表スライドをみると、オープンソースでここまでできるのかと驚きました。
AUTOMATIC1111 とは、Stable Diffusion を動かすためのUIの1つ。
Windowsであれば、Docker Desktopが楽とのこと。
おわりに
セッションが終わったあとの時間帯のステージ。多くの人で賑わっていました。
アフターコロナの中で2度目のイベント。アフターコロナでの対面イベントの2年目、かつての賑わいが戻ってきつつあるのを感じました。
2023年11月11日 @kimipooh
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